「6G」も笑いで先取り 文珍はおしゃべりアスリート 

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文・篠塚健一 写真・田中圭祐
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 東京五輪の2020年に東京・国立劇場大劇場で20日間の独演会――。1610席の劇場を連日満員にすれば、延べ3万2千人あまりを集める。上方落語の桂文珍(71)が関西から乗り込み、落語史に残るスケールの興行に挑む。

 「こんなのは古今東西ないやろね。ビッグバン以来なんて、言うてみようかな」

国立劇場20日間独演会

「芸歴50周年記念 桂文珍 国立劇場20日間独演会」は2月28日~3月8日、15日~24日に東京・国立劇場大劇場。開演は午後2時。前売り5500円(当日6千円)。問い合わせは、サンライズプロモーション東京(0570・00・3337)。

 2月28日の初日を前に舌は絶好調だ。10日間連続独演会を3月24日までに2回、1日2席計40席で完走する。演目ごとに大学ノート1冊をあて、噺(はなし)の構成を見直したりマクラを練ったりと入念に準備。満面の笑みで「これが楽しいんよ」。体調もしっかり整えている。

 「朝は5時半起きでフィットネスへ。夜は10時には寝てる。見逃しサービスなんかでメディアはチェックできるしね」

スマホでイタコ

後半では、驚きの世界を描く新作落語「スマホでイタコ」や20日間独演会のゲストへの思いなどを語ります。

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