「サラリーマン漁師」募った港、若者4人の「大漁」採用
笠原雅俊
【動画】脂の乗った寒サバ、4年ぶりの豊漁 高知・室戸沖=笠原雅俊撮影
「面白いぜ、サラリーマン漁師」。こんな威勢のいいキャッチフレーズで、漁師を募集している高知県室戸市室戸岬町の椎名大敷組合(橋本健組合長)では今春、新卒の大学生ら4人が漁師の道に進む。室戸では脂の乗った寒サバも4年ぶりの豊漁で、一度に4人の若者を迎える組合は明るい話題に包まれている。
組合によると、漁師になるのは、琉球大(沖縄)や三重県の水産高校、大阪府の専門学校をこの春に卒業する3人と福井県の会社員。18~24歳の若者だ。
東京や大阪で開かれた漁業就業支援フェアなどで漁師のやりがいや魅力を聞き、「漁師になろう」と決意したという。琉球大生は理学部で学び、近くにある「むろと廃校水族館」に研修に訪れたことを機に、室戸で漁師になることを決心したという。
橋本組合長(50)は「国立大や水産高校を出た若い人が一度に4人も漁師になるのは初めてだ。高齢化や過疎に悩む町が明るく元気になる」と喜ぶ。
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椎名大敷組合の「サラリーマ…
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