土砂崩れの斜面、17年間手つかずか 逗子の死亡事故

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岩本修弥
【動画】逗子で土砂崩れ 歩道埋まる=野津賢治撮影
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 神奈川県逗子市池子2丁目の市道に面する民有地の斜面の土砂が崩れ、通行中の女子高生(18)が死亡した事故で、崩れた斜面の状況は、2003年ごろから変わっていない可能性があることが、民有地に立つマンションの建設会社などへの取材でわかった。

 崩落原因について、逗子署や逗子市は「調査中」としている。署は、住民らへの聞き取りの結果、崩落前に斜面で工事をしていたり異常があったりした情報は把握していないという。

 逗子市やマンション管理会社などによると、崩れた斜面はマンション管理組合が所有し、登記上は宅地にあたる。この土地は東京都内の不動産会社が03年7月に取得して04年7月に地上5階、地下1階のマンションが新築された。

 建物の工事を担当した大阪市の建設会社は取材に、崩れた斜面について「当社の施工範囲ではなく、手を加えていない」と話した。ある関係者は取材に、03年3月ごろに撮影された斜面の写真を持っていると明かし、この写真には、現在と同様に草木が生えた様子が写っていると説明した。

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