「赤門旋風」再現へ 東大野球部、父子の挑戦

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杉山圭子
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 創部101周年の東大野球部が最も優勝に近づいた1981年春の「赤門旋風」。その活躍を再びと、挑戦する父子がいる。「赤門旋風」当時の主将で現在は助監督を務める大久保裕(ひろし)さん(61)と、三男でエース候補の英貴(ひでき)さん(20)だ。新たな歴史をつくろうと闘志を燃やしている。

 1月末、フリーバッティングで投げる英貴さんの姿があった。右腕から130キロの直球と変化球を制球よく投げ分ける。右肩を神奈川・湘南高3年の春に痛め、東大入学後もしばらく治らず苦しんだが、2年生になった昨春の慶大戦で神宮デビュー。昨秋は4試合に登板し、3試合は無失点で手ごたえをつかんだ。

 昨秋までのエース小林大雅(ひろまさ)ら実績ある4年生が抜けただけに投手力の底上げが必須。東大野球部出身の元プロ選手で、東京六大学リーグ戦で通算4勝を挙げた井手峻(たかし)監督(75)は「身長(181センチ)もあるし、打者を見て投げられる。球のスピードが上がってくればもっと楽しみ」と期待を寄せる。

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 湘南高から東大経済学部へ…

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