ボート五輪会場、直前まで練習できず 地の利いかせず?

有料記事

室田賢 山口史朗
[PR]

 夏の東京五輪パラリンピックに向けて新設された競技場が、新たな工事のため使えない状況になっている。東京湾にあり、ボートとカヌー・スプリントが実施される「海の森水上競技場」だ。五輪まであと半年しかないが、練習などに使うことができず、日本の選手からは地元開催の「地の利」が生かせないと不満の声も漏れる。

 海の森は昨年6月に「完成」。約2千人が収容できる観客席のほか、宿泊施設や食堂、トレーニングルームを備えている。

 ボートでは全長2千メートルのコースを計8レーン使う。だが、同年10月に日本代表候補の強化合宿が開かれたのを最後に、「五輪期間限定」で約9100人分の観客席をコース両脇に新設する工事が始まり、五輪開幕直前の公式練習まで立ち入れなくなった。選手の一部からは「せっかくの国内開催なのに有利な点がない」といった声が上がる。

ここから続き

 ボートはレース競技としては…

この記事は有料記事です。残り789文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら