ミトコンドリア病の23歳が作詞、知的障害の32歳歌う

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三浦惇平
【動画】ミトコンドリア病の女性が作詞 病気や障害のある人の支えに=三浦惇平撮影
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 「ミトコンドリア病」という聞き慣れない難病と向き合い、乗り越えようとする思いを患者の女性が詩にしてきた。それが曲となって、知的障害のある女性が歌い、共感の輪が広がりつつある。

 詩を書いたのは、津市の小川菜々美さん(23)。ミトコンドリア病は、細胞内でエネルギーをつくり出すミトコンドリアの働きが低下することで起こる。小川さんは小学1年のときに診断された。根治薬は開発されていない。

 筋力が弱く、移動は車いすが中心。指先に力が入らず、細かい作業もできない。舌をうまく動かせず、子どものころは自分の思いをうまく伝えられないことも多かった。

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 中学1年のとき、当時の担任…

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