宝塚歌劇団の雪組トップスター望海風斗(のぞみふうと)とトップ娘役の真彩希帆(まあやきほ)が、10月11日付でそろって退団する。歌劇団が17日、発表した。
歌劇団によると、退団公演は7月17日に宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)で始まる。ベートーベンが主人公の「fff―フォルティッシッシモ― 歓喜に歌え!」(作・演出=上田久美子)とレビュー「シルクロード~盗賊と宝石~」(同=生田大和)で、東京宝塚劇場(東京都千代田区)の千秋楽で退団する。
望海は横浜市出身。2003年に89期生として初舞台を踏み、17年にトップに就任した。真彩は埼玉県蕨(わらび)市出身で、12年が初舞台の98期生。望海と同時にトップ娘役になった。
2人は「ひかりふる路(みち)~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~」で宝塚大劇場お披露目を果たし、抜群の歌唱力を誇るコンビとして活躍。オペラ座の怪人を題材にした「ファントム」やブロードウェー・ミュージカル「20世紀号に乗って」などで深みのあるハーモニーを披露してきた。
1月に公演が始まったアメリカの貧民街で生まれたギャングの半生を描く「ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ)」は3日、宝塚大劇場の千秋楽を迎えた。望海は同日のカーテンコールで「愛と青春のひとひらを枯らさないよう、雪組生全員できれいなバラの花を咲かせ続けたい」と、劇中に出てくるバラにかけてあいさつした。
3日の宝塚大劇場千秋楽のカーテンコールでは、バラの花にたとえて今の思いを語りました。昨年12月のインタビューで語った印象的な言葉が続きます。
男役17年の歩みについて…
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