満員電車避け、在宅勤務も 企業に広がる肺炎感染予防策

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村井七緒子 佐藤亜季 土屋亮
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 新型コロナウイルスによる肺炎の患者が日本国内でも発生していることを受け、IT系を中心に企業による社員の感染予防策が広がっている。出社や退社の時間をずらしたり、在宅勤務を奨励したりして、不特定多数の人との接触を減らす取り組みが基本だ。

 品川駅から徒歩5分のところにある民間調査会社「MMDラボ」は1月31日から2月7日まで、オフィスでの勤務時間を普段の午前9時~午後6時から午前11時半~午後4時半に切り替えている。グループの2社を含め、同じフロアで働く約70人が対象だ。

 新型肺炎の感染拡大に備え、社員がラッシュ時間帯に電車に乗らずにすむようにして、感染リスクを少しでも減らすためだ。取引先にも変更を知らせ、オフィスでの勤務時間外はメールでの連絡を依頼している。

 同社で働く菊池彩乃さん(26)は2月3日、午前9時から10時半まで都内の自宅で仕事をした後、家を出た。「いつもの満員電車では目の前に人がいるので、せきやくしゃみが怖かった。今日はすいていて、ストレス無く出社できた」と話す。

 同社では、オフィスでの勤務時間の変更期間中、所定の労働時間を確保するため、朝9時から自宅を出るまでと帰宅してから午後6時までは自宅で仕事をしてもらうルールにした。早朝や夕方の社内会議は予定を組み直した。

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