悲願だった「マツダ+数字」 役員らが語る次の100年
近藤郷平
【動画】マツダ創業100周年 藤原清志副社長インタビュー=上田幸一撮影
マツダが1月30日に創業100年を迎えた。ロータリーエンジン車など高い技術力を誇るとともに、米フォード・モーターの傘下に入るなど浮沈の歴史を歩んだ。教訓を生かし、次の100年はどこへ向かうのか。藤原清志副社長、生産部門を統括する菖蒲田(しょうぶだ)清孝専務、デザイン部門を担う前田育男常務に聞いた。(近藤郷平)
藤原清志副社長
――かつては、バブル経済期の拡大策でマツダのブランドが傷つきました。
「お客様の志向の多様化に応えようと(販売ブランドを拡大)したが、ブランド力を高めるのでなく『数』を求めた。結果的に価格に走り、(値引き販売など)悪い方向にいった。フォードのもと、ブランド再生のスタートになった」
このあと、デザインを担う前田育男常務がマツダの戦略を語ります。
――下取り価格などが安くなる「マツダ地獄」という言葉があります。
ここから続き
「(昨年の中間決算会見で)…
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