「お金のためには…」 谷村新司、メキシコの夜に涙した

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聞き手・坂本真子
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(語る 人生の贈りもの) シンガーソングライター・音楽家 谷村新司さん

シンガー・ソングライターで音楽家、谷村新司さん(71)が自らの半生を語りました。ギターとの出会いや作詞の原点、アジアとの交流、そして「冬の稲妻」「チャンピオン」「昴―すばる―」など数々の名曲が生まれた背景とは――。現在はアリスとして全国ツアー中です。

ピンハネ未遂、社長との出会い

 《高校2年のときにフォークグループ「ロック・キャンディーズ」を結成。ギターは同級生、ボーカルは知人の妹だった》

 1967年に大学に入って経営学を専攻しました。授業料は、アルバイトをして自分で全額払いました。バンド活動をやる時間を確保するために進学したので、親に負担をかけたくなかったんです。

 1年生の頃、アマチュアバンド同士でホールを借り、チケットを手売りしてコンサートをやったら、偶然それを見た毎日放送ラジオ「歌え!MBSヤングタウン」のプロデューサー渡辺一雄さんに、夜中の番組でDJをやらないかと誘われたんです。僕がステージで話すのを聞いて面白いと思ったらしく、「今日みたいな感じでええねん」と。「それやったらやってみます」と引き受けました。

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 公開録音に10万通近く応募…

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谷村新司さん 楽しく、自然に、ポジティブに

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