「私は殺していません」無罪が確定的な再審で改めて主張

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比嘉展玖 米田優人
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 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、入院患者の人工呼吸器を外して殺害したとして殺人罪で実刑判決が確定し、刑期を終えた元看護助手の西山美香さん(40)に対するやり直し裁判(再審)の初公判が3日午後、大津地裁(大西直樹裁判長)で始まった。西山さんは「私は殺していません」と起訴内容を否認し、無実を訴えた。

 この日は検察側と弁護側の冒頭陳述や被告人質問などがある予定。検察側は新たな有罪立証をしないとしており、10日の第2回公判で結審し、3月末とみられる判決で無罪が言い渡されることが確定的になっている。

 西山さんは03年5月に病室で患者の男性(当時72)の人工呼吸器の管を外して殺害したとして、04年7月に逮捕・起訴された。捜査段階で犯行を認めた自白調書が作成されたが、公判では無罪を主張。大津地裁は05年11月、自白調書の信用性を認め、懲役12年の判決を言い渡した。最高裁で確定し、服役した西山さんは17年8月に満期出所した。

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 西山さんは服役中の10年9…

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