海自の護衛艦が中東海域へ出発 船舶安全のため情報収集

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山下龍一 野平悠一
【動画】中東海域に向け出航する海自の護衛艦「たかなみ」=恵原弘太郎、野津賢治撮影
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 中東海域への自衛隊派遣で、海上自衛隊護衛艦「たかなみ」(約200人)が2日午前、海自横須賀基地神奈川県横須賀市)を出発した。日本関係船舶の安全確保のための情報収集が目的。1月20日からは海自のP3C哨戒機2機が現地で活動を始めており、今回が第2陣となる。

 出国行事には安倍晋三首相河野太郎防衛相らが出席した。首相は、「日本関係船舶の安全を確保することは政府の重要な責務であり、そのために必要な情報収集を担う任務は、国民の生活に直結する極めて大きな意義を有する」とあいさつ。その後、隊員の家族らとともに護衛艦を見送った。

 政府は、日本は原油輸入の9割を中東に頼るため、海上交通路の安全確保が重要だと説明。昨年12月、防衛省設置法に基づく「調査・研究」を法的根拠とし、自衛隊の派遣を閣議決定した。活動範囲は、オマーン湾、アラビア海北部、バブルマンデブ海峡東側のアデン湾の3海域の公海。ホルムズ海峡やペルシャ湾は含まない。

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 派遣期間は今年12月26日…

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