「横断歩道で一時停止」最下位の三重 県警が異例の啓発

有料記事

甲斐江里子
[PR]

 横断歩道に人がいたら、車はどうすべきか――。正解はもちろん「一時停止」だが、それが全国で最も実践できていないのが三重県。道路交通法でも車側に一時停止義務があるとしているが、三重県警は歩行者への啓発を強化しているという。車に止まってもらうために、歩行者がしなければならないこととは?

 昨年12月の平日の朝。津市の津商業高校前の横断歩道では、道路を渡り終えてお辞儀をする生徒たちの姿があった。中川桃さん(2年)は「お辞儀は横断歩道で一時停止してくれたことへの感謝。先輩たちを見て、自然とするようになった」と話す。学校が生徒に指導しているわけではないが、「お辞儀してくれて気持ちよかった」という手紙や電話が届くことも。前川欣也教頭(55)は「将来、生徒たちがドライバー側になったとき、横断歩道で車は止まるべきだという意識につながるはず」と話す。

ここから続き

 昨年、日本自動車連盟(JA…

この記事は有料記事です。残り916文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら