長野)味まろやか 雪中で熟成の酒に舌鼓

佐藤靖
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 長野県山ノ内町の志賀高原プリンスホテルで1日、雪の中で熟成させた日本酒の掘り出し作業と発表会が行われた。雪の中は零下5度程度。光が届かない環境を保つことでまろやかな味を楽しめるという。

 日本酒は昨年末に、同ホテルスキー場のゲレンデ脇で、約80センチに積み上げた雪の中に埋めて熟成させた。この日、ホテル社員らによって、720ミリリットル瓶67本分を掘り出した。

 近年の冬期間は、スキーを楽しむ外国人観光客が多く宿泊する。食を通じた地域の魅力も知ってもらおうと、4シーズン前から地酒の「縁喜(えんぎ)」(同町、玉村本店)を雪に埋める企画を始めた。夕食時に宿泊客に販売され、期間中に完売する人気商品だという。

 同ホテルの篠原竜彦・管理マネジャーは「熱かんを体験したいなど、外国からの観光客に好まれている」とPRした。(佐藤靖)

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