愛媛)砥部焼に新風を 英国人陶芸家が滞在し技術交流

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足立菜摘
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 英国在住の陶芸家が、砥部焼に新たな発想やデザインを取り入れることを目的としたプロジェクトに参加することになり、愛媛県砥部町を訪れた。2月29日まで滞在し、若手陶芸家と交流しながら陶芸作りに取り組む。

 町に滞在しているのは英国コーンウォール州ビュード在住のトム・ケンプさん(54)。毛先が四角い筆を使った書道家として活躍するかたわら、約3年前から陶芸家として制作を開始。立体的な陶磁器をキャンバスに、筆でかすれや曲線、ねじれを大胆に描き出している。

 ケンプさんは県産業技術研究所窯業(ようぎょう)技術センター(同町)を拠点に新作作りに取り組みながら、週3回30~40代の砥部焼の若手陶芸家6人とのミーティングに参加する。6人はケンプさんのデザインから得た発想をもとに新たな作風を探求し、制作する。ケンプさんと6人の作品は、春以降に展示される予定。

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 1日、技術センターで開かれ…

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