封鎖の武漢に「帰りたい」 中国政府が希望者の帰国支援

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北京=平井良和
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 新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、中国政府は31日、交通手段が遮断されて海外から戻れなくなった湖北省住民らを帰国させるため、日本とタイ、マレーシアにチャーター機を飛ばした。各地で帰国を希望する中国人を乗せ、タイとマレーシアからの2便が同日夜のうちに「封鎖」状態の省都・武漢に到着した。日本からの便は1日早朝に武漢に着く予定だ。

 武漢を含む湖北省は感染者が多く、外部との公共の交通手段が遮断されている。中国外務省は31日朝、「湖北省から国外に渡航し困難を抱える自国民を迎える」と表明。国営中央テレビは、アモイ航空が同日午後1時過ぎ、アモイ市の空港からタイのバンコクとマレーシアのコタキナバルにそれぞれチャーター機を飛ばしたと伝えた。

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