パワー自慢の「ゴリ」、大けがが転機 バレー清水邦広
能田英二
パナソニック一筋の33歳は昨年11月、Vリーグの通算得点記録「4049点」を抜いた。バレーボール男子の清水邦広は「いちばん多くのトスが上がる(攻撃専従の)オポジットというポジションで記録を塗り替えられたのが誇り」と語った。
選手生命を脅かすほどの大けがでスパイクの打ち方を変えた。2018年2月に右ひざ靱帯(じんたい)を断裂し、全治1年の診断。「もう辞めたい」と思い詰めたが、きついリハビリに耐えて復帰。跳躍力が落ちた分、強打一辺倒の意識を封印する。「8割くらいの力で、考えて打つ。相手の嫌がるところに返して点数に結びつける」。「ゴリ」の愛称で親しまれるパワー自慢だが、この変化を「進化」と言う。
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21歳だった東海大4年の時…
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