「新型肺炎でオリンピック中止」デマ拡散 組織委が否定

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 新型コロナウイルスの感染や肺炎が国内外で広がるなか、今夏の五輪・パラリンピックが中止になる、という誤情報が広がっている。30日午後1時現在、ツイッターでは「東京オリンピック中止」が「トレンド(流行)」となり、5万件超の投稿があった。大会組織委員会は「そのような事実はない」としている。

 29日にドイツのDPA通信が、国際オリンピック委員会(IOC)と世界保健機関(WHO)が感染症対策を協議していることや、「感染症対策が重要」というIOCのコメントを報道。同日夜、日本のニュースサイトが「東京オリンピック中止か 新型肺炎対策でIOCとWHOが協議」との見出しで、この報道を紹介した。これが拡散し、「五輪が中止になる」という誤情報につながったとみられる。

 組織委は朝日新聞の取材に対し、「中止の事実はない」と否定している。

 国や組織委は感染症対策に力…

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