島根)新型肺炎、県内も警戒 きょう対策本部設置
市野塊 清水優志
中国・武漢市で確認された新型コロナウイルスによる肺炎が拡大している影響が、島根県内にも及んでいる。県は29日、危機管理連絡会議の初会合を開き、対策本部を設置することなどを決めた。一方、中国人観光客の宿泊キャンセルなども出ている。(市野塊、清水優志)
県庁で開かれた連絡会議では、丸山達也知事が関係課長らを集め、対応策を確認した。県内の感染者はいないが、政府が対策本部を設置するのに合わせ、県も30日に対策本部を立ち上げ、態勢を整える。丸山知事は「迅速に対応してほしい」と指示した。
県などによると、留学などで中国に滞在中の県立大の学生が3人いるほか、島根大の学生9人が中国に滞在している。感染が疑われる学生はいないという。また、教員3人が中国本土と台湾の日本人学校に派遣されているが健康という。
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