「問題あった」首相が認める 桜を見る会の事務所文書

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菊地直己
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 安倍晋三首相は28日の衆院予算委員会で、「桜を見る会」をめぐって自身の事務所が出した文書について「招待プロセスを無視した不適切な表現であり、問題があった」と認めた。内閣府の招待状の送付前に招待が確定したと読める記載があったため。内閣官房と内閣府が招待を決めるとの従来答弁が大きく揺らいだ。

 共産党の宮本徹氏への答弁。宮本氏は、首相の事務所が出した昨年「2月吉日」の文書を取り上げ、「『桜を見る会』への参加を賜り、ありがとうございます」と記載されていると指摘。招待状が発送されるのは3月上中旬であることから、「事務所に申し込めば、参加が確定しているではないか。(招待者は)内閣府が最終的に取りまとめているというが事実上、ノーチェックではないか」と追及した。

 首相は招待者は内閣官房、内閣府で取りまとめていると改めて強調。事務所の文書の存在を認めたうえで、「事務所の担当者によれば、推薦すれば招待されるだろうとの安易な臆測のもと、作業を進めてしまった」とし、問題を認めた。

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 28日の衆院予算委では、招…

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