岩手)雪不足でスキー場に打撃 農業や発電に影響も

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上地一姫
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 今シーズン、県内ではいつもの年より雪が少ない。累積降雪量気象庁の観測地16地点すべてで平年を下回り、一部のスキー場のオープンやワカサギ釣りの解禁に遅れが出ている。このまま雪が降らないと、春先には農作物の生育や発電に影響が出る可能性もある。

 岩洞湖漁業協同組合(盛岡市)は、岩洞湖の氷上ワカサギ釣りを29日に解禁することを決めた。昨年は24日で5日遅く、記録を取り始めた1998年以降、2番目の遅さだ。氷の厚さが15センチ程度になる必要があるが、暖冬の影響で解禁がずれ込んだという。

 秋田との県境に位置し、県内でも豪雪地帯として知られる西和賀町。町営湯田スキー場は27日午前時点で積雪は28センチだ。一部で地面が見えている状態で、圧雪車を走らせることはできない。スキー場をオープンするには80センチほどの積雪が必要だといい、町の担当者は「オープンの見通しは立っていない。臨時雇用の職員は芝刈りなどをしている」と声を落とした。23日にオープンした志賀来スキー場(同町)も頂上に土が見える部分があるという。

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 雪像にともした明かりを楽し…

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