(おあがりやす)皮しっとり 溶けるあんこ

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佐藤美千代
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生つばら

 もち粉入りの焼き皮はしっとり柔らかく、赤ちゃんのほっぺを思わせる。中身はぽってり、こくがあってさらりと溶ける、未知の食感。洋菓子に使われる滑らかなチーズ、マスカルポーネを白あんに混ぜている。

 「あんこが苦手な方に好きになってほしい。コーヒーや紅茶にも合うものを、と考えた生つばらです」。tubara cafe(つばらカフェ)オーナーの稲田繭貴(まゆき)さん(55)は、1803年に創業した京菓子の老舗・鶴屋吉信の社長の妻だ。

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 生つばらは鶴屋吉信の銘菓「…

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