日米安保「非対称だがバランスとれてる」元国防総省部長

有料記事日米安保60年

聞き手 編集委員・佐藤武嗣
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 日米同盟は戦後どう変化してきたのか。「基地と負担」をどう考えるのか。冷戦直後の日米同盟の再定義などに米国防総省日本部長としてかかわったポール・ジアラ氏に、ワシントンでインタビューした。

 ――60年前の日米安保条約改定で何か変わったでしょうか。

 「安保条約が改定されたのは冷戦のさなかで、反戦運動も起き、日本で激しい論争がありました。だが、日本にとって(米国の)紛争への『巻き込まれ』の機会を高める一方、米国からの『見捨てられ』のリスクを減らすことを可能としたという意味で、意味のある改定だったと思う」

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 ――冷戦直後、国防総省で日…

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