震災から25年、特別な試合 神戸製鋼「プレーで感謝」

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大坂尚子
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(26日、ラグビー・トップリーグ 神戸製鋼35-29サントリー)

 阪神・淡路大震災から25年が経った。ラグビー・トップリーグに所属する神戸製鋼の選手たちにとっても特別な思いがある。ユニホームを見てもそれは明らかだ。

 今季から着用しているユニホームは、25年前の1月17日、地震の被害を受けて停止した神戸製鉄所の「第3高炉」を描いたもの。所員が2カ月半で復旧させた炉で、福本正幸チームディレクターは「復興のシンボルをユニホームに入れて、我々も頑張ろうということ」。FB山中亮平は「復旧させて動かしたのはすごいこと。その思いを、会社を背負って戦っている」と話す。

 26日のサントリー戦は「1・17」の後、初めての地元・神戸での試合だった。この一戦を前に、選手たちは当時の映像を見て気持ちを高めた。プロップ中島イシレリは「地震から25年。その気持ちでみんな戦って勝った。それが一番良かった」と振り返る。2011年、ニュージーランド南部の大地震を経験しているSOダン・カーターは「神戸の方が規模は大きいけど、地震の影響とかは知っている。神戸の街をきれいに戻すのに大きな力が必要だったと思う。プレーで感謝を伝えたかった」。

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