ペースメーカーで恩返し 新谷仁美、ハーフ日本記録保持
堀川貴弘
今月19日にハーフマラソンの日本記録を出したばかりの新谷仁美(31)=積水化学=が26日に開催された大阪国際女子マラソンのペースメーカー(PM)を務め、速いペースで好レースを演出した。視線の先には東京五輪の1万メートルでの快走がある。
新谷は米テキサス州ヒューストンで行われたハーフマラソンを1時間6分38秒で走り、福士加代子(ワコール)が持っていた日本記録を14年ぶりに更新した。今回、PMを務める理由について「日本の女子マラソンは高橋尚子さん、野口みずきさん、有森裕子さんらが夢のある場所にしてくれた。そういう時代に戻したいという気持ちがあるので、力添えできたらと思った」と語った。
大会関係者によると、かつてトラックでしのぎを削った福士の出場が新谷の背中を押した、という。また、このレースで五輪代表を狙う小原怜(天満屋)は岡山・興譲館高の後輩でもある。
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ヒューストンでは日本記録の…
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