新型肺炎、医療機関の備えは 「いきなり外来」も想定

有料記事

後藤一也 杉浦奈実 瀬川茂子
[PR]

 中国・武漢市で発生した新型肺炎をひきおこすコロナウイルスは、日本でも広がるのか。25日からの春節にともない日本を訪れる中国人観光客が増えるなか、医療機関では国内で感染者が相次ぐ事態に対する備えが進められている。

 中国との路線が数多くある関西空港から車で20分以内の距離にある、りんくう総合医療センター(大阪府泉佐野市)。未知の病原体による新感染症が発生した場合にも、患者の入院を担当する「特定感染症指定医療機関」に、西日本で唯一、感染症法で指定されている病院だ。普段から感染症の疑いがある海外からの旅行者を頻繁に治療し、スタッフは訓練や研修を重ねている。

 今回の新型コロナウイルスのために特別に新しいことはしていないが、倭(やまと)正也・感染症センター長は「昨年末以降、職員には情報共有を徹底している」と話す。

ここから続き

 同センターでは外来や救急で…

この記事は有料記事です。残り1854文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら