トランプ政権、妊婦へのビザを制限へ 米国籍狙いを抑制
ワシントン=香取啓介
出産目的で米国に渡航する「出産ツアー」を規制しようと、トランプ政権が近く、妊婦への観光ビザ発給の要件を厳しくする。22日、AP通信などが報じた。米国で生まれた外国人の子どもに米国籍を与える「出生地主義」が移民の増加につながっているとして、トランプ大統領が抑制に乗り出す狙いとみられている。
AP通信などによると、国務省はすでに、ビザを発給する各国の米国領事館に新ルールを通知。今後、ビザの担当職員は、申請者の渡米目的が出産か否かを特定することになるという。ただし、「妊娠の有無」を聞くことは求められていないという。
合衆国憲法修正第14条では「米国で生まれた、または帰化した全ての人は、米国市民である」と定めている。米国に来て出産すること自体も違法ではない。そのため、出産目的で渡米する外国人は多い。
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AP通信によると、新生児の…
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