新型肺炎、ウイルス潜伏は「7日前後」 日本は水際作戦

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 中国中部の湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている問題で、中国の国家衛生健康委員会の専門家グループのメンバーは、ウイルスの潜伏期間について、「現在の病例からすると、平均7日前後。短くて2日から3日、長くて12日だ」と述べた。21日夜、国営中央テレビの番組で語った。

サーモグラフィーでチェック

 中国中部の湖北省武漢市で集団発生した新型コロナウイルスによる肺炎が広がるなか、日本国内の空港でも検疫や注意喚起といった対策に力を入れている。25日の春節(旧正月)に合わせて多くの人の移動が始まっており、感染拡大を水際で防ぎたい考えだ。

 厚生労働省訪日客が増える24日から、武漢からの直行便の乗客に対し、せきや発熱、解熱剤の服用の有無を把握するための質問票を配り、空港の検疫官に提出してもらう予定。武漢に近い上海からの便についても、症状が出た際に医療機関への受診を促す健康カードを配る。検疫官の増員も検討していくという。

 武漢からの直行便が到着する成田空港第1旅客ターミナルビルの検疫検査場では22日、検疫官がサーモグラフィーで、一人ひとりの旅客の発熱の有無を確認していた。武漢便が着く時間帯は旅客が通るブースを2カ所から1カ所に絞り、より注意深く観察しているという。

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