横浜港にオスプレイが異例の駐機、故障か 市は把握せず

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吉村成夫 斎藤茂洋
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 米海兵隊普天間基地(沖縄県)所属の輸送機オスプレイ1機が、横浜港米陸軍施設「横浜ノース・ドック(ND)」(横浜市神奈川区)に駐機していることがわかった。商業・観光施設が集まる県都中心部での駐機は異例だが、横浜市は把握していない。22日に会見した社民党県連合や住民団体などは、機体は故障している可能性が高いとみている。

 横浜NDは物資の陸揚げと保管のための港湾施設。訓練施設ではなく軍用機の整備や管制をする設備はない。付近には横浜駅やみなとみらい21地区がある。2018年には米空軍横田基地東京都)に配備するオスプレイが陸揚げされた。

 社民党は20日に機体を確認したといい、「ここに置くことが異常。トラブルを抱え米本土へ輸送する貨物船を待っているのでは」と指摘する。関係者によると、同機は17日午後3時45分ごろ岩国基地山口県)を離陸。各地で着陸を確認した情報がなく、横浜NDに直行した可能性が高い。

 駐機について、横浜市基地対策課は「知らなかった。国からの情報提供もない」という。目的について、在日米軍司令部は取材に「運用にかかわることは開示できない」と答えた。

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 普天間のオスプレイ24機は…

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