グラミー賞、刺さる質問のコツ 大物アーティストも笑顔
聞き手・稲垣直人
米グラミー賞が1月26日(日本時間27日)、ロサンゼルスで発表されます。音楽界で最高の栄誉とされる同賞の授賞式は今年で62回目。衛星放送のWOWOWで現地リポーターを2000年から務めるのは、キャスター・モデルの小牧ユカさん。授賞式を前に、「グラミー賞を最もよく知る日本人」ともいわれる彼女に伝説的なアーティストの素顔など、賞にまつわる「裏話」を聞きました。
――足かけ20年、思い出深いアーティストは?
「80~90年代のグラミー賞の常連に、ソウルシンガーのアニタ・ベーカーがいます。90年代の半ばから10年近く、育児に専念するため新アルバムをリリースしていなかった彼女が、久々に登場した年のことです。大ファンだった私は思わず駆け寄って、『今までどこにいたの?!』と叫ぶと、『あら、昔の私を知っているの?』というような表情をして、足を止めてくれました。『子育てしてたの』と会話が弾み、その場で自分の楽曲も口ずさんでくれました」
――会場はいつも異様な熱気だとか。
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