ゲーム条例「学びの機会奪う」 香川県職員、実名で異論

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尾崎希海
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 子どもと保護者が主体的に考える機会を奪う――。香川県職員の20代の男性がネットで実名を明かし、ゲームの利用を1日60分などに制限する県条例の素案に異論をとなえている。この職員が21日、取材に応じた。

 「県庁の一職員として、個人的に意見を述べさせていただく」。職員は、県議らの検討委員会で10日に示された素案への意見を、SNSに投稿した。

 職員は投稿で、平日1日60分、午後9時までなどとするゲームやスマートフォンの利用制限を一律に設けたことを問題視。「子どもが保護者と話し合ってルールを決め、納得したうえで守るという大切な学びの機会を奪う」と批判した。

 対象を「依存症につながるような使用」とする点にも、「専門家ではない保護者に、判断は難しい」と懸念を示す。

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 さらに、県がこれまでに取り…

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