「よかったね。有名人と一緒で」 ただ働きのエキストラ

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東京経済部 藤えりか
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取材考記

 私が開いている読者との対話型イベント「シネマニア・サロン」に昨年11月、俳優の50代女性が初めて参加してくれた。米国の俳優らの待遇改善を勝ち取った労働組合による「ハリウッド働き方改革」を取材した記事(11月18日付朝刊)がきっかけだという。

 「記事を読んで、日本とのあまりの待遇差にびっくりし、矢も盾もたまらず来ました」と、女性は切々と語った。

 会場で彼女は、所属事務所を通じて最近受けたエキストラの仕事について語り始めた。車座で話を聞いた他の参加者も耳を疑うような「やりがい搾取」の実態だ。

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 朝7時から夜11時までの1…

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