次の解散はだれの手で? ポスト安倍の行方にも影響

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安倍龍太郎
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もっと知りたい衆院解散:5

 2020年の政界の関心は、安倍晋三首相自民党総裁)が衆院解散・総選挙に踏み切るかどうかにある。総裁任期は21年9月、衆院議員任期は同年10月でともに2年を切った。次の解散がだれの手でいつ行われるのかは、「ポスト安倍」の行方にも影響する。

 今年の政治日程を大きく左右するのが、夏に行われる東京五輪パラリンピックだ。開幕約1カ月前の6月18日には東京都知事選が告示される。このため、通常国会は告示前日の17日までが会期となった。

 春には中国の習近平国家主席が国賓として訪日する予定だが、首相を支える右派には国賓待遇への反発が根強く、周到な根回しが求められる。

 4月は秋篠宮さまが皇位継承順位1位となったことを国内外に示す国事行為「立皇嗣(りっこうし)の礼」も控える。3月中の本予算成立をめざす中、通常国会中に解散するのであれば、首相は窮屈な日程の中で機会をうかがわなければならない。

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 「公私混同」などと首相自身…

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