大阪北部でサル被害相次ぐ 昨年末から4人、男児もけが

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柳谷政人
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 大阪府北部を中心に、子どもがニホンザルに襲われる被害が相次いでいる。吹田、茨木、箕面の3市で昨年12月から15日までに4人が被害を受けており、21日朝にも目撃情報が寄せられた。府によると、サルに襲われてけが人が出るのは4年ぶり。見かけても近づかないよう呼びかけている。

 16日午後4時ごろ。大阪大箕面キャンパスに近い箕面市粟生間谷(あおまたに)東6丁目の公園で、住民からの通報を受けて駆けつけた市職員が、木の上に1頭のサルを見つけた。気配を察したのか、サルはすぐに姿を消した。

 前日の午前8時ごろ、市内の彩都粟生南3丁目にあるマンション駐輪場で、母親と5歳の男児がニホンザルに遭遇。母親が追い払おうとすると、男児の右足をひっかいて逃げる被害が出たばかりだった。山に近い箕面市だが、市街地でけが人が出るのは「知る限り初めて」(市の担当者)という。

 近くの市立彩都の丘小学校は市から連絡を受け、急きょ1~4年生を一斉下校させた。迎えに来た保護者の女性は「人に慣れたサルだから襲うのかな。怖いです」と話していた。市内では18日以降も目撃情報が相次ぎ、21日朝にも住民から通報があったという。

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