東京)入院中の子に寄り添う犬、日本酒で支援 石川酒造

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進藤健一
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 東京都立小児総合医療センター(府中市)で、入院中の子どもに寄り添う「ファシリティードッグ」として勤務するラブラドルレトリバー「アイビー」(メス)をラベルにした日本酒が22日発売された。福生市の「石川酒造」(石川彌八郎社長)でつくられた純米酒で、購入すると1本につき700円がファシリティードッグを派遣するNPO「シャイン・オン!キッズ」(中央区)に寄付され、活動費に充てられる。

 ファシリティードッグは、「ハンドラー」と呼ばれる看護師ら医療従事者とペアで勤務し、日中は病院に常駐する。入院中の子どもたちの病室を回るだけでなく小児集中治療室(PICU)にも出入りし、医師の治療プログラム(動物介在療法)にも関わる。アイビーはアメリカ生まれで、ハワイ州で研修を受け、一昨夏から臨時で同病院で働き始め、昨年8月、正式にスタッフとなった。

 「アイビーラベルの日本酒」発売のきっかけは、日本酒の普及に貢献する「酒サムライ」の称号を持ち、NPOの活動を支援する妹尾理恵さん(63)が、ファシリティードッグの活動を広めようと発案し、病院にも近い地元の酒蔵、石川酒造に協力を呼びかけた。発売日の22日はアイビーが3歳の誕生日。石川社長は「病の子に寄り添うファシリティードッグの活躍に感銘を受けた。活動を広く知ってもらい、一人でも多くの子供たちの助けになってほしい」と話している。

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 「アイビーラベル純米酒」は…

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