極広4センチ、すすれぬきしめん 「ぎりぎりまで太く」

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石塚大樹
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 名古屋めしの代表格といえる「きしめん」。平たい麺が特徴だが、「幅広きしめん」で知られる人気店がある。その幅なんと4センチ。もはやすすることは難しい。県外からも多くの客が訪れるというその店を訪ねた。

 名古屋駅から地下鉄で約20分の幹線道路沿い。「手打きしめん」と書かれた大きな看板が目を引く。のれんをくぐると4人がけテーブルが六つ。築50年ほどという店は、昭和の雰囲気が色濃く残る。

 「芳乃家(よしのや)」(名古屋市昭和区)の人気メニューの一つが、「ざるきしめん」(730円)。冷たい甘口のつゆに麺をつけて食べる。手打ちの麺はもちもちした食感で、舌触りもなめらかだ。麺1本の幅が広い分、1人前で3本だけだが、十分おなかいっぱいになる。箸で麺をつかむと、ずしっと重量感が伝わってくる。

どこまで太くなるのか?

 1953年ごろの創業以来、最近まで一番人気はうどんだった。きしめんもメニューにはあったが、注文する人は少なかった。

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 きしめんが人気になったのは…

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