安倍首相どこまで説明? 注目の予算委、与党は渋る傾向

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三輪さち子
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 国会が行政監視の機能を発揮するうえで、大きな舞台となるのが、衆参両院の予算委員会だ。丁々発止のやりとりが首相を追い込み、本音を引き出すこともあり、与党は首相出席の予算委開催を渋る傾向がある。今回の通常国会でも、どの程度の時間が確保されるかが、安倍晋三首相説明責任を果たしたかをはかるバロメーターとなりそうだ。

 予算委は、政府・与党が当初予算案の成立を目指す3月末に向けて、連日開かれる。首相が出席するのは主に、審議入り直後の数日と、採決の直前。重要課題をめぐり、首相が答弁に立つ集中審議もある。

 第2次安倍政権が始まって以降、通常国会は昨年まで7回開かれた。衆参両院によると、首相が出席した予算委の時間(各会派への割当時間の集計)は、昨年が最短。衆参計20日間で、118時間15分にとどまった。参院で野党が多数を握っていた「ねじれ国会」の2013年と比べると、3分の2以下の時間だ。

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 昨年の通常国会は「毎月勤労…

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