性同一性障害は「超ラッキー」 GENKINGさん

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聞き手・前田朱莉亜
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 大分県別府市で男性として生まれたタレント・GENKING(ゲンキング)さんは2017年、性同一性障害と診断を受けたことを公表した。その後、性別適合手術を受け、現在は女性として生きる。昨年10月には障害の有無に関係なくスポーツや文化を一緒に楽しむイベント「スポーツオブハート」に参加し、大分市であったファッションショーでモデルを務めた。誰もが生きたいように生きられる「ノー・ボーダー」な社会への思いを聞いた。

 スポーツオブハートへの出演が、2歳で大分を離れてから初めての来県でした。生まれたところで仕事ができることがすごくうれしかった。大分での記憶はないけど、食べるものも顔も好きなのは九州系で、今の彼も別府市出身。だから何か縁があると思う。

 《「謎のイケメン」として出演したテレビ番組で人気に》

 テレビに出始めたころは、「男の気分の時もあれば女の気分の時もあるユニセックス(男女どちらも)だ」って話していたけど、完全にうそ。「女性になりたい」と話して受け入れられるかどうかが怖くて、「本当に女になって大丈夫かな」って模索してた。

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