AIに仕事奪われる? センター試験・倫理に工夫の出題

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根岸拓朗 渡辺洋介 増谷文生
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 23年ぶりの出題ミスが起きた、最後の大学入試センター試験。だが、今回も各科目でテーマや出題方法が工夫された問題が見られた。来年からは、出題内容などが大きく変わる大学入学共通テストが始まる。

 マークシート式という制限を抱えながらも、出題の試行錯誤が続いたセンター試験。18日も、最近の社会の話題を盛り込むなど工夫がみられた。

 現代社会では、東京五輪パラリンピックの環境への配慮や費用負担に関する大学生の会話が登場。別の問題文では、「文系」「理系」の区分が「絶対的なものではない」と指摘。「領域横断的な広い関心と視野をもった上で、専門的な学びを進めてほしい」と結んだ。

 倫理では「人間は人工知能(AI)に仕事を奪われると思うか」といった質問に対するアンケート結果のグラフを示し、日米の就労者のとらえ方の違いを読み取る問題が出た。「苦しい受験勉強もゴールが近づいてきた」との書き出しから、西洋思想を紹介する問題文もあった。

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