習氏とスーチー氏、特区開発などで合意 日本は接近警戒

有料記事

ネピドー=染田屋竜太 北京=高田正幸
[PR]

 17日からミャンマーを訪れている中国の習近平(シーチンピン)国家主席は18日、ミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問とネピドーで会談した。同国の経済特区開発などについて政府間で合意し、発表した。一方、多くの企業がミャンマーに進出する日本側は、中国の存在感の高まりに懸念を強めている。

 スーチー氏と習氏は17、18日に会談。中国外務省やミャンマー政府によると、両者は「運命共同体の構築」で一致、両国の緊密な関係を強調した。ミャンマー西部チャウピューの深海港・経済特区開発についての合意や、中国の雲南省からミャンマー第2の都市マンダレーを結ぶ経済回廊についての協定の覚書を結んだことなどが発表された。

 日本は中国とミャンマーの接近を警戒。日本の外務省関係者は「ラオス、カンボジアが中国への経済的依存度を高める中、ミャンマーは東南アジアに残る(日本の)牙城(がじょう)だ」と指摘する。

ここから続き

 中国は近年、ミャンマー開発…

この記事は有料記事です。残り409文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら