亡き1歳の娘のおかげで助かった命 駅伝監督の父は今

有料記事阪神・淡路大震災

滝坪潤一
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 17日に発生から25年を迎えた阪神・淡路大震災京都市で12日にあった全国都道府県対抗女子駅伝で、豊田自動織機女子陸上部監督の長谷川重夫さん(56)=愛知県刈谷市=は参加した教え子たちを眺めながら、当時に思いをはせた。

 1995年1月16日、同じ駅伝の会場で、須磨女子高校(現・須磨学園)の女子陸上部の監督として教え子を応援した。例年なら京都に泊まるのに、その夜は神戸市垂水区の自宅マンションに戻った。普段は自分の部屋で寝るが、疲れていたのか、1歳の長女、里沙ちゃんの隣で眠った。跳びはねるような激しい揺れで起きると、自宅は物が散乱していた。

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 里沙ちゃんは生まれつき心臓…

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