自衛隊派遣、国会での事前説明が望ましかった 石破茂氏

有料記事

聞き手・稲垣直人 聞き手 シニアエディター・尾沢智史 聞き手・桜井泉
[PR]

 全面衝突は回避した米国とイランだが、ウクライナ航空機の撃墜などで緊張が続いている。先行きが見通せない中、原油の9割を中東に頼る日本の対応も問われる。

自衛隊派遣、国会で説明を 石破茂さん

 私は、安倍晋三首相が今回、中東を歴訪されたことを支持しています。中東に信頼のある日本が、米国・イランの対立のエスカレートを抑えることに貢献するなら、それは極めて意味があります。

 できれば同時に米国にも行っていただきたかった。そもそもは米国が突如、イランとの核合意から離脱したところから始まっているからです。それが果たして正しかったのか。その検証は全く行われていません。

 ソレイマニ司令官殺害の正当性についても、ポンペオ国務長官が政権で徹底議論したと述べる一方、トランプ大統領がツイッターで、米国に差し迫った脅威があったかは「どうでもいい」と発信しました。これは一体どういうことでしょうか。信頼する同志として日本は米国に確認する必要があると考えます。

緊迫する中東情勢の本質は。記事後半では日本総合研究所会長の寺島実郎さん、日本エネルギー経済研究所研究理事の坂梨祥さんの見方もご覧いただけます。

ここから続き

 日本はまた、国連に対しても…

この記事は有料記事です。残り3134文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら