宮城)雪不足、スキー場で苦境 農業にも影響

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窪小谷菜月 徳島慎也
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 冬なのに雪が少ない天候が続き、県内のスキー場が苦境に立たされている。農業にも影響が懸念されているが、しばらくは暖冬が続くとみられ、雪不足の解消は見通せない。

 「今日も営業できていないんです。申し訳ございません」。16日午前、仙台市泉区の泉ケ岳スキー場の支配人、都築健太郎さん(47)は電話を片手に頭を下げた。目の前のゲレンデは数センチしか雪が積もっておらず、ところどころ芝が見える。うっすらと雪が覆っているだけのリフト乗り場では、記者が歩くとすぐに溶け、緑の足形が現れた。

 昨年12月21日にスキー場開きをしたものの、営業できたのは今年1月6~8日の2日半だけ。営業するには、60センチほどの降雪を圧雪して40センチほどにする必要がある。人工降雪機は気温が零下にならなければ、雪を作れない。16日には10日ぶりに降雪機を使えたが、それでも雪が足りず営業できなかった。

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