神奈川)近代消防の歩み、開港資料館で企画展

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木下こゆる
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 横浜市の中消防署、西消防署が創設100周年を迎えたのを機に、横浜開港資料館(中区日本大通)で企画展「横浜の大火と消防の近代史」が開かれている。西洋の影響を受けながら、火災から街を守ってきた開港の地ならではの歴史を知ることができる。

 1859年の開港後、西洋由来のホースのついたポンプは横浜の人々を驚かせた。

 居留地に住む外国人たちは、自らの街を守ろうと、自前で最新型のポンプを輸入し、消防隊も組織した。この居留地消防隊には日本人も雇われ、居留地撤廃後も外国人の寄付で運営された。関東大震災(1923年)で火災と格闘したガソリンポンプ車「メリーウェザー号」など、常に国内最先端の装備を備え、横浜の消防組織をリードした。

 1887年に日本初の近代水…

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