岩手)遠野市、メガソーラーを制限 県内初、条例改正へ

有料記事

本田雅和
[PR]

 大規模太陽光発電の設営による環境や景観上でのトラブルが懸念される中、岩手県遠野市は1ヘクタール以上の発電施設の建設を認めないよう条例改正する。県内では最も厳しい規制で、メガソーラー(出力千キロワット以上)を含む大規模ソーラーへの県内初の新設禁止措置となる。3月定例議会に提案し6月の施行をめざす。

 市によると、発電事業者に対して①これまでの届け出制から許可制にする②1ヘクタール以上の太陽光発電は許可しない③地元住民への説明会を義務づける――などと規制強化するとともに、土地所有者に対しても「災害発生を助長し、自然環境を損なう恐れのある事業者に土地を使用させてはならない」ことを義務づける。

 遠野市は、2015年からの10年計画で策定した「新エネルギービジョン」の中で、最終年度の25年度には全市のエネルギー消費量の30%を新エネルギー(再生可能エネルギー)で賄う目標を掲げた。

ここから続き

 その後、市内では外資系の2…

この記事は有料記事です。残り829文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら