「税金で好感度営業する政権」個の力で楽しく半信半疑を
時事芸人・プチ鹿島さん
10代はビートたけしさんのオールナイトニッポンなんかをずっと聴いていて、時事ネタが好きだった。昨日、今日起きたことを井戸端会議的に共有するのは楽しい。ラジオで「新聞の読み比べ」をしたら、反響を呼んで。芸人としてちょっと特殊な「型」になった。
2012年に第2次安倍政権が始まってから、もう本当に世論やメディアは二極化したと思う。安倍晋三首相は「経済を良くしたい」とだれでも賛成することを言いつつ、「憲法を改正したい」とそれぞれの人の価値観に踏み込むような弾をぶっ込んでくる。世論も当然、割れる。新聞各紙の社説の反応もまったく違う。だから、購読紙は夕刊紙なども含め、12紙ある。
「安倍スタジアム」という球場があるとすれば、大手紙はホーム席の一塁側に読売、産経。ビジター席の三塁側に朝日、毎日、東京が座っているようにみえる。世論も一塁側と三塁側に分かれて「ふざけるな」と言い合う。
僕は民主党政権もさんざんネタにしていた。最近、安倍首相や菅義偉官房長官をちゃかすと、物が飛んできそうな感じで怒ってくる人がいる。僕はキョトンとしてしまう。
安倍政権の情報発信は巧みだ…
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