東京で伝える1・17 希望の灯りが背中を押してくれた

有料記事阪神・淡路大震災

井上裕一
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 ゆらめくガス灯の灯(あか)りを前に目を閉じ、記憶をつなぎながら、街並みが一変したふるさとに思いをめぐらせてきた。6434人が犠牲となった阪神・淡路大震災から、17日で25年。今年も被災地から、「1・17希望の灯り」が運ばれてくる。400キロ以上離れた東京でも、人々は灯りに励まされ、震災を語り継ぐ。

 「この25年、震災を伝えることに一生懸命だった。いつ何が起きるか分からないし、夢を追いかけられる環境が当たり前ではないことを知ってほしい」

 俳優の京町(みやこ、本名・山下典子)さん(59)は9日、東京・汐留のレッスン場で、演技を指導する10人ほどの若手俳優らの前に立った。半数ほどが、阪神・淡路大震災より後の生まれ。京町さんは自らの経験を語り始めた。

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 神戸市兵庫区の出身。芸能活…

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