英女王「望みを全面的に支持」王子のセミリタイア宣言に

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ロンドン=下司佳代子
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 英国のハリー王子(35)とメーガン妃(38)夫妻が王室の主要メンバーから身を引く意向を示したことについて、エリザベス女王(93)が13日夕、「若い家族として新しい人生を築きたいという望みを全面的に支持する」との声明を出した。引き続き、王室からの援助をどうするかなどの問題を協議するとみられ、数日中に王室として最終的な結論を出すという。

 女王はこの日、英東部サンドリンガムの邸宅に長男のチャールズ皇太子(71)、孫のウィリアム王子(37)とハリー王子を招き、夫妻の今後について話し合った。

 女王は声明で「非常に建設的な議論だった」と振り返った。そのうえで、夫妻について「フルタイムで公務に取り組む王室メンバーであり続けることを望んでいたが、より自立した人生を送りたいという彼らの願いを尊重し理解する。同時に私の家族の大切な一部であり続ける」とした。

 また、夫妻が「公的資金に依存したくない」との考えを示しているとも明かした。ただ、財政的な自立のために王室の身分のまま商業活動をすれば、世論の強い反発は避けられそうにない。

 今後、夫妻がどこまで王室の…

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