「名古屋の台所」中核ビルにパチンコ店 21年末開業へ

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石塚大樹
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 「名古屋の台所」として親しまれるJR名古屋駅近くの柳橋中央市場で、昨秋閉鎖された中核施設「中央水産ビル」跡地を、パチンコ会社「キング観光」(三重県桑名市)が取得したことが分かった。パチンコ店や飲食店が入る複合商業施設を建設し、2021年末にも開業する予定という。

 水産ビルは7階建てで、鮮魚店約70店が入っていた。だが築50年を超え老朽化していたため、昨年10月に閉鎖。名駅地区の一等地の再開発に注目が集まっていた。

 同社によると、取得金額は約120億円。新施設は地下1階、地上10階で、延べ床面積は約1万4千平方メートル。パチンコ店のほかにイベントスペースもつくる。

 建物の2階以上には約250台収容できる駐車場を設け、市場の利用者も使えるようにする。さらに、駐車場内に食料や水の備蓄倉庫を設け、災害時の避難場所としても活用を目指すという。今月中にも水産ビルの解体工事を始める予定だ。

 権田淳副社長は「柳橋中央市…

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