高知)ドライバー異常時対応システム、とさでんで導入
菅沢百恵
運転手が急病などの場合、乗客がバスを停車させることができる「ドライバー異常時対応システム」(EDSS)を搭載した路線バス2台を、とさでん交通(高知市)が1月下旬から運行する。路線バスでの導入は県内で初めて。
EDSSの「緊急停止ボタン」は、運転席と運転席後ろの手すりの2カ所。運転手か、異変を感じた乗客が押すと3・2秒後にブレーキが利き始める。車内には「緊急停止、おつかまりください」というアナウンスが日本語と英語で流れる。車外にはクラクションが鳴り、ハザードランプなどが点滅して異常を知らせながら停車する。
EDSSをめぐっては、国が普及を目指して2016年にガイドラインを策定。国土交通省によると、事業者から報告があったバス運転手の健康状態による事故は、2018年に全国で219件あった。
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同社によると、EDSS搭載…
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